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退職した会社に復職する


最近「出戻り組」が増えている。一度退職した会社に復職する人たちのことだ。主に大々的 にリストラをした会社に多いが、大企業では大々的な呼び戻し作戦を展開する会社も多いそうだ。

企業にとって、出戻り社員は社内事情に通じており、年齢、実績ともに問題なく十分な即 戦力として活躍を期待できる存在だ。元社員も長年馴染んだ世界で違和感なくすぐ仕事ができ 処遇などもそこそこ、なにより喜んで迎え入れてくれるとすれば悪い話ではない。転職先で苦 戦していることも多いので、「それならば」という人も当然出てくるのである。

一方、中小企業ではもっと情の部分が働く。リストラを行なった社長は泣く泣くやめ てもらった。本人たちも好んでやめた人は誰もいない、会社の苦しい事情を察して身を引いて くれた。景気が回復したら、新卒や中途採用をする前に、まずそういう人たちを三顧の礼で迎 え入れたいと感じているはずだ。

一度辞めた人に対して、会社を見捨てた「裏切 り者」や「低能力者」といった烙印を押して二度と会社の敷居をまたがせない、という態度を 取っていた時代とは大きく変わってきているのだ。これも雇用流動化の波と人材の絶対的不 足によるものだろう。

「立つ鳥跡を濁さ ず」という辞め方と、情報源を社内にもっておく、という2つの条件が「出戻り就職」希望の 時には必要だ。

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